18年間で7000例以上の首の手術を手がけた名医「木原俊壱医師」
首の痛みや手足の痺れ、麻痺で苦しんでいる皆様へ。
変形性頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア・頚部脊柱管狭窄症など首の病気の最新治療法「K-method」。
わずか3センチの切開で翌日から歩けるという独創的な手術で、身体の負担や手術後の合併症のリスクもほとんどなく脊椎脊髄疾患が治療できる治療法です。
Updated Date : 2017-11-01 10:31:46
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京都脊椎脊髄外科・眼科病院院長の木原俊壱医師「一人でも多くの患者さまを救える可能性がある事を発信したい」というお気持ちをお聞きし本記事を作成しました。
本記事の公開にあたっては、木原先生にご確認いただいています。
脊椎手術のビフォーアフター
Mさんの脊椎のMRI検査画像
右写真:2017年6月16日手術前
赤丸のところの脊柱管が狭くなっています。
左写真:2017年8月30日手術後
赤丸のところの脊柱管が大きく改善されています。
脊椎のMRI検査をおこなった結果、かなり重症ということが判明したので、7月10日に手術をおこないました。
手術後の後遺症は何もありません。
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Mさんの脊椎のCT検査画像(1)
左写真:2017年6月16日手術前
右写真:2017年7月24日手術後
赤丸のところに4つの人工骨(Kスペーサー)を挿入しています。
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Mさんの脊椎のCT検査画像(2)
左写真:2017年6月16日手術前
右写真:2017年7月24日手術後
赤丸のところの脊柱管が大きく改善されています。
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TBSテレビ「スーパードクターズ」7/24(月)で放送されました!
【スーパードクター】脳神経外科医 木原俊壱 脊椎狭窄回復手術 Dr.Kihara
【スーパードクターズ【2017年 7月24日】】
TBSテレビ「名医のTHE太鼓判5&スーパードクターズ合体4時間SP」
2017年7月24日 (月) で放送されました。
K-methodの論文が世界的に認められ、米国の医療論文雑誌「NEUROSURGERY」に掲載。また、2006年12月には週刊朝日の手術数でわかる「いい病院」の頸椎手術編で大津市民病院(木原俊壱所属当時)が全国1位にランキングされました。当時、大津市民病院の頸髄症の手術件数の7割は、K-methodにより、木原俊壱ドクターが執刀されていました。
木原俊壱ドクターは、2013年4月8日に京都市南区の世界遺産「東寺」の東門前に脊椎専門の病院「京都脊椎脊髄外科・眼科病院」を開設し、理事長・院長に就任。
患者は、北は北海道、南は九州・沖縄まで全国からK-methodを求めて受診されています。 最近では、日本国内のみならず、海外(アメリカ・ベルギー・スペイン・フランス・シンガポール等)からも多くの患者がK-methodの手術を求めて来院され、絶大なる支持を得ています。
今までにテレビ放映された動画
2014年12月27日(土)BS-TBS ドキュメンタリー番組「ヒポクラテスの誓い」放送
BS-TBS ドキュメンタリー番組「ヒポクラテスの誓い」
BS-TBS ドキュメンタリー番組「ヒポクラテスの誓い」
第36回放送 脳神経外科医・木原俊壱医師
~頚椎手術の革新者(イノベーター)~
(2014年12月27日(土)13時30分~14時)
K-method 椎弓の片側を切断
BS-TBS ドキュメンタリー番組「ヒポクラテスの誓い」より
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K-method もう片側には切り込みを入れ
BS-TBS ドキュメンタリー番組「ヒポクラテスの誓い」より
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K-method 脊柱管を開く
BS-TBS ドキュメンタリー番組「ヒポクラテスの誓い」より
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K-method 人工骨(Kスペーサー)を挿入し固定
BS-TBS ドキュメンタリー番組「ヒポクラテスの誓い」より
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2013年11月16日(土)テレビ東京「Crossroad」 放送
2013年11月16日(土)「Crossroad」『木原俊壱』
2013年11月16日(土) 22:30~23:00 テレビ東京
頸椎
「Crossroad」 2013年11月16日(土)放送内容より
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加齢により変形を起こした頸椎が神経を圧迫し右手に障害
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K-method 人工骨を移植し
「Crossroad」 2013年11月16日(土)放送内容より
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K-method 脊柱管を拡大
「Crossroad」 2013年11月16日(土)放送内容より
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京都脊椎脊髄外科・眼科病院
医療法人社団 親和会・京都脊椎脊髄外科・眼科病院
首の異常にともなう問題は深刻です。なぜなら首の神経は、腰と違い素麺のような細い神経の束に分かれていないため、一本の太い棒のような脊髄神経のままです。そのため、変形や狭窄などさまざまな要因による脊髄神経の圧迫と、日常生活に支障をきたす手足の痺れや麻痺などの大きな障害は常に背中合わせです。
手足の痺れや痛みを自覚しながら放置して生活している間に、転倒や追突事故などによって即座に重篤な麻痺や耐えがたい痺れや痛みを引き起こすこともあります。運悪く打ちどころが悪いと、そのまま一生車椅子や寝たきりになる危険もはらんでいます。(脊髄損傷で車椅子や寝たきりになるのはこのようなケースです。)
そのような取り返しのつかない状態や手遅れになるのを防ぐためには、肩こりや首の痛み、手の痺れなどのサインを感じたら専門医に検査を依頼し、必要ならば手遅れになる前に手術などの適切な治療を受けることが肝要です。
日本では首や腰の手術、特に首の手術は手術をしても良くならない、或いは手術を失敗すると車椅子や寝たきりになってしまうという恐怖心や先入感が強いため、避けたり逃げたりしている間に転んだりぶつかったりして車椅子や寝たきりになってしまう場合が多々あります。
京都脊椎脊髄外科・眼科病院はK-methodをはじめとする低侵襲(負担の少ない)で安全な手術や治療をひとりでも多くの方々に知ってもらいたいと考えます。そして、手遅れになる前に治療させていただくことにより、車椅子や寝たきり予備軍の人々を救い、ひいては地域や社会の健康寿命を延ばすことにつながることを願っています。
K-methodとは
首の痛みやしびれなどを感じていても手術後に麻痺や痛みなど重篤な合併症が出ることが多く、「下手に手術をすると寝たきりになるかもしれない」という不安から手術を受けずに苦しんでいる方がたくさんいらっしゃいます。
木原俊壱医師が開発したK-methodはこれまで7,000例以上行いましたが合併症はほとんどありません。
K-methodは、約2時間という短時間で行え、出血量も50ml以下と少なく、身体への負担が非常に少ない手術です。
皮切範囲は3㎝程度で手術時間も従来の手術より短いため低侵襲(身体に負担の少ない)で安全な手術です。
世界で唯一の施術者「K-method」が頸椎手術を変えた|先駆者-Precursor-
「従来の術式は、術者がやりやすいような体位で行い、患部のみの治癒が重視され、合併症の対応は二の次だったのです。そのため、成功率以上に患者さんの満足度が得られないことが問題でした。僕はこのとき、もっと傷口が小さくて、筋肉も切らずに済む術式がないかと、頭の中で思いを巡らしていました」
「留学先だったロマリンダ大学で、朝から晩まで動物の手術ばかりしていました。米国では、ヒトに近いヒヒや献体を使うこともありました」
早々と特許を取得すると、いよいよ自分が考え出した術式の実証を始めていく。それまでの経験から木原氏は、従来のように首を伸展させなくても、筋肉が緩んでいれば頸椎までの穴を移動させて、わずか3㎝の小さな開口部でも支障がないということ、そして骨と筋肉を丁寧に剥がせば筋肉を切らなくても済むことを確証し、新たな術式「Kmethod」を開発した。
●木原 俊壱(きはら・しゅんいち)プロフィール
1988年佐賀医科大学(現:佐賀大学医学部)卒業
佐賀医科大学 脳神経外科 入局 研修医
佐賀県立病院好生館 脳神経外科 研修医
1989年佐賀医科大学 研修医(脳神経外科、消化器外科、麻酔科、胸部心臓外科)
1990年西有田共立病院 脳神経外科 医師
1991年聖マリア病院 脳神経外科 医師
1992年佐賀医科大学医員文部教官助手
1994年米国カリフォルニア州 ロマリンダ大学 留学
1999年大津市民病院 脳神経外科 医長
2005年大津市民病院 診療局手術部診療部長(兼 脳神経外科医長)
2013年医療法人社団親和会 京都脊椎脊髄外科・眼科病院 理事長兼院長
目指すのは患者さんにじっくりと向き合う医療
電子カルテへの入力のために医師が患者を見ないでPCばかりを見て入力している診察から脱皮するために、専任の「シュライバー」が側について電子カルテの入力をおこなっています。
木原俊壱医師は、マウスだけを持ってMRI画像の説明などを患者に向き合っておこなっています。
目指すのは患者さんにじっくりと向き合う医療で、診察には1人あたり15分ほどかけているそうです。
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特許
K-スペーサー
人骨とほぼ同じ成分を持つ化学成分「ハイドロキシアパタイト」で生成しているため、体内で時間が経つと本物の骨と融合し、体の一部になります。
K-methodに使用しているため、既に7,000症例以上の実績を誇り有効性ならびに安全性は実証済み。
人工骨は長年の試行錯誤を繰り返して、独特のカーブをつけることで強度を強化。
この開発には、石垣の武者返しがヒントになった。
※武者返しの数式
・熊本城の城郭石垣調査について
http://tech.eng.kumamoto-u.ac.jp/report/2009/resume_pdf/sougou_giken/P12_matsumoto.pdf
・「城郭石垣断面の設計法とその数式表示に関する考察」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscej1984/2003/750/2003_750_89/_pdf
・「石垣の曲線 様式の数理」
http://www.orsj.or.jp/~archive/pdf/bul/Vol.33_06_281.pdf
【発明の名称】椎弓スペーサ
【特許番号】特許第4100890号(P4100890)
【出願日】平成13年9月11日(2001.9.11)
【発明者】木原 俊壱
【発明の効果】
椎弓を片側に開いて形成された間隙を補填して、椎弓の拡大形成を確実に行うことができる。
椎弓から切離した棘突起に当接し得る当接部を設けたことにより、棘突起の位置ズレの防止や早期の骨癒合を図ることができる。
生理的再建が良好かつ早期に行われ、外固定期間や運動制限期間の短縮も図ることができる。
【発明の名称】スペーサ
【特許番号】特許第5654263号(P5654263)
【出願日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【発明者】木原 俊壱
【特許の内容】
椎弓または棘突起を切断して開くことによって形成された間隙に挿入して、脊柱管を拡大するのに使用される以下を特徴とするスペーサ。
・湾曲形状がカテナリー曲線
・前面の横幅の長さは、前記後面の横幅の長さよりも短い
・前記前面の曲率半径は、前記後面の曲率半径よりも小さい
【発明の効果】
スペーサの少なくとも一部が、椎弓または棘突起を切断して開くことによって形成された間隙に挿入された状態で、脊柱管側に位置する前面と、該前面に対向して位置する後面との双方を湾曲凹面で構成したので、スペーサの全体形状が、アーチ状をなすものとなることから、スペーサを優れた機械的強度を発揮するものとすることができる。
※11は、カテナリー曲線
石垣の曲線は、重さのあるワイアーの両端を持って垂らした時にできる曲線の形と殆ど同じです。
これをカテナリー曲線、または、懸垂曲線といいます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%BC%E6%9B%B2%E7%B7%9A
K-methodを受けた患者さまの声
「京都脊椎脊髄外科・眼科病院院長の木原俊壱医師」の実績と患者さまの声
18年間で7000例以上の首の手術を手がけた名医「木原俊壱医師」(京都脊椎脊髄外科・眼科病院院長)の公開されている実績です。
アクセスと院内紹介
医療法人社団 親和会・京都脊椎脊髄外科・眼科病院へのアクセス
〒601-8425 京都市南区西九条南小路町7番地
TEL:075-661-6022
JR京都駅から徒歩14分(1.2km)
近鉄東寺駅から徒歩4分(400m)
京都市バス東寺東門前バス停下車すぐ(南行き)
34.98116599425177
135.74939861238101
80.67189963250597
8.49073470943084
1
19
34.98116599425177,135.74939861238101,80.67189963250597,8.49073470943084,1
著書
改訂版 首の病気は手術で治す 木原 俊壱 (著)
18年で7,000件以上の手術を手がけた名医が教える首の病気の最新治療法
日本では首の疾患は手術をしても良くならない、あるいは手術を失敗すると車椅子や寝たきりになってしまうという恐怖心や先入感が強いため、しびれ・痛みなどの違和感を持っていても治療・手術に踏み出せない患者が多数存在します。
そこで本書では、わずか3センチの切開で翌日から歩けるという独自の手術で、身体の負担や手術後の合併症のリスクもなく脊椎脊髄疾患が治療できる治療法について、体験談をまじえわかりやすく紹介していきます。
首に良い枕を選ぶ! 人生の3分の1は横たわった姿勢でいる
上記著書より「枕」の記述を引用しました。
枕が重要! 寝ている間は頭の重さが首にかかることなく安静、首の休息の時間
1日の約3分の1の時間は睡眠です。
つまり、人生の3分の1は横たわった姿勢でいるということです。
寝ている間は、頭の重さが首にかかることなく安静にしていられる、つまり首にとっても休息の時間といえるでしょう。
この長い時間を、利用しない手はないのです。
どんなにパソコンやスマートフォンが首にとって良くないといっても、生活の必需品になっている人にとっては、それをすっぱりやめるというのは現実的ではありません。
ならばせめて、パソコンやスマートフォンを使う以外の時間では、首に負担をかけないよう、できれば首に良いことをして、ダメージを蓄積させないようにすることに、もっと目を向けるべきではないでしょうか。
睡眠中に首を支えるのは「枕」です。
身体に合った枕を使うことは、日中、頭の重みなどで負担がかかっている頸椎や、前かがみでいるために引っ張られて緊張している首まわりの筋肉を休ませ、首を良い状態に保つのにとても大切なことです。
そのような思いから、私は、枕をたいへん重要視しており、首を良い状態に保つ枕の開発にも、積極的に取り組んできました。
首や肩の慢性的なこりで悩んでいる人の多くは、枕選びに苦労した経験があるのではないか、と思います。
どうも首や頭のおさまりが悪い、朝起きたら肩こりがひどくなっている、寝ている間に枕が外れていた、などは枕が自分に合っていないことで起こりやすくなります。
そういう場合はできるだけ早く、枕を替えるべきです。
就寝中は首を休ませるこの上ない時間なのに、寝ている間に、首に日中とは違う、新たな負担をかけてしまっていることになりかねません。
ただでさえ、起きている時間は首に負担がかかりやすいのに、寝ている間も負担をかけ続けていたとしたら、つらい症状は悪化する一方です。
首に負担をかけない枕とは
その条件として私が考えるのは2点です。
1)「睡眠中に首の自然なカーブが保たれる」(首を適切な高さで支え維持する)こと
2)「寝心地が良い」(寝返りの姿勢をサポートする)こと
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高すぎる枕
高すぎる枕では、首が身体に対して前屈したまま寝ていることになり、頸椎のゆるやかなS字カーブは保たれないからです。これを続けているとストレートネックが進んでしまいます。
悪いことには、変形が進むとその形に合った枕がラクに感じられますから、ストレートネックの人は高い枕を好むようになってしまうのです。
枕が高くなれば変形が進む、変形が進むと高い枕がラクになる……の悪循環に陥り、「首の悪い人は枕が高すぎる」状況になってしまうのです。
低い枕
逆に低い枕はどうでしょうか。
首の悪い人の中には「枕をしないで寝る方がラク」という人も少なくないようです。
しかし枕をしなかったり、極端に低かったりすると、仰向けになったとき首の後ろの支えがなく、不安定になります。
首に負担をかけない枕の条件 その1
枕は首を支えるもの、と考え、S字カーブに沿って支えられるようになっている高さの枕が望ましいといえます。
そのような形状の枕は、昨今、市販品でもずいぶん増えてきました。
しかし、形状だけでは選ぶ決め手にはなりません。
睡眠中は日中、起きているときとは違う点がいくつかあります。
例えば、寝ている間は頭の重みが首の方向ではなく、床の方向にかかること。
これにより頸椎にも床の方向へひっぱられる力が働きます。
この力が大きいと頸椎に負担がかかってしまいます。
枕は首だけでなく、頭も適切に支えて、過度なひっぱりが首にかからないようにする必要があります。
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首に負担をかけない枕の条件 その2
もう一つ悩ましいのは、仰向けになっているときと寝返りをうって横向きになったときとで、フィット感が違ってしまうことです。
横向きになると肩の高さがある分、首も仰向け時よりは高くなります。
このときに首と枕との間に隙間があいてしまうと、首は支えがなくなり不安定になってしまいます。
人は一晩のうちに、30回くらい寝返りをうっているともいわれます。
睡眠中に寝返りをうたないようにすることなどできませんので、姿勢が変わっても首を適切に支え続けられる機能が、枕には求められるのです。
10年もの歳月を費やして枕の開発
私が開発した枕「KピローⅡ」は、この「首を適切な高さで支え維持する」かつ「寝心地が良い」の二つを両立させることに苦心し、開発に10年もの歳月を費やしました。
医学的に見て良い枕が、必ずしも寝心地も良いわけではないのです。
特に、寝返りのうちやすさを実現するのには苦労しました。
仰向けなら高さも支えもちょうど良いのに、寝返りをうって横になると、肩が下になる分ちょうど良い高さも変わってしまい、寝心地が悪くなってしまうのです。
私自身、枕を一つ開発するのに、これほど時間がかかるとは思っていませんでした。
ただ、それだけ苦労した甲斐があって、納得できる枕になったと自負しています。
特徴は大きく3点あります。
特徴1
1点目は枕の中に、非常に細かいポリスチレンビーズを入れていることです。
ポリスチレンとは食品トレーにも使われている発泡スチロールの一種ですが、これを直径1ミリ程度のビーズにしています。
小さくすることで、首の重みを自然に支える機能が発揮できるのです。
想像いただければわかるかと思いますが、電化製品の梱包に使われるような大きな発泡スチロールの板に頭を載せても、硬くて沈むことはないでしょう。
でも細かく砕けば、上にものを載せたときに、その分沈みやすくなります。
下から支える力を維持しながら、どのくらい小さくすれば首にとって理想の支えになるかを追求した結果、1ミリという細かいビーズ状になったのです。
ビーズ状にしたのにはもう一つ理由があります。それは、頭や首の重さをより広い「面」で支え、力を分散できるからです(体圧分散)。
ビーズ1粒1粒は小さくて、表面積もたかがしれていますが、それが何十万個も集まると、細かな凹凸が無数にできるため、実は平らな1つの発泡スチロールを置くよりも、表面積が広くなるのです。
面積が広い分、重みがかかったときに一定の面積にかかる圧力は小さくなります。
つまり、力を分散して受け止めることができるというわけです。
これが、首への負担をやわらげるのに都合が良いのです。
頭を枕に載せたとき、支える面が狭ければ、寝返りをうつたびに沈みこみやすくなり、そのたびに首もひっぱられるなどして負担がかかってしまいます。
当然、寝心地も悪くなります。
支える面が広ければ、頭や首を包み込むようにして、寝返りを打ってもその動きに沿って、かかる力を分散して受け止めてくれます。
特徴2
2点目は、このビーズを入れた枕の形状です。
頸椎の自然なカーブを配慮してつくられており、首の部分が少し高くなっています。
向きを変えることで、2種類の高さから自分により合った方を選べます。また、頭を載せる部分は圧力が均等にかかる構造にしています。
図で「サービカルバックサポート(大)」「サービカルバックサポート(小)」のことです。2種類の高さがあります。
男性と女性でも選択が異なるようです。
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特徴3
3点目は、ベースとなる枕の上にさらに、低反発のウレタンフォームを重ねていることです(図表29)。
これにより、頭や首の重みをさらに分散できるようにしています。「低反発」の枕はたくさんの製品が市販されていますが、低反発であればみな同じかというとそういうわけではありません。
反発力には統一された基準はなく、メーカー独自で設けているため、一口に低反発といっても、使われている素材が持つ能力には、ものによって差があるのが現状です。
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良い枕なら寝ている間に首のストレッチ
休息しているはずの睡眠中に、首の筋肉が鍛えられる?
何だか矛盾しているようにも聞こえますが、良い枕を使えばそんなことも可能です。頭の部分が適度に支え適度に反発する素材なら、自分の頭の重みで自然に、枕と押し合っているのと同じことになり、先に説明した「等尺性運動」ができてしまうのです。
首の適切なS字カーブが枕によってキープされていれば、首を支える筋肉にも正しい位置を覚え込ませることができます。それにより起きている間も首を正しい位置にキープする力が強まり、前かがみを防ぎ姿勢を良くするという好循環が生まれます。
そう考えれば、「寝ている間にストレッチ」は、決してオーバーな表現ではないと思います。
合わない枕を使って一晩寝ても、前日からの首や肩のこりがとれず、かえってひどくなったというのは、睡眠中に筋肉が不適切な方向へ動かされ緊張してしまっていることを意味しています。つまりそれだけ、睡眠中に、筋肉へマイナスの刺激を与えてしまうということです。
裏を返せば、良い枕を使い首の位置を正しくすれば、筋肉にプラスの刺激を与えることができるというわけです。
枕 K-Pillow Ⅱ(ケイピローⅡ)
木原俊壱医師が東レと10年かけて開発した枕です
K-PillowⅡ(ケイピローⅡ)は、人間が本来持っている生理的湾曲の状態(背骨を横から見てゆったりとしたS字カーブを描く状態)いわゆる「良い姿勢」を睡眠中も維持し、首や腰など骨に負担を掛けない設計になっています。
睡眠時の姿勢により起こる肩こりや腰痛を軽減します。
ご購入を希望される方は、京都脊椎脊髄外科・眼科病院へ電話でお問い合わせください。
元々、枕の販売は考えてなかったそうです。
開院されたときに、そのお祝いとして東レから全床分の枕を寄贈されたそうです。
退院された患者さんから、この枕が欲しい!
という声で販売されることになったそうです。
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取り扱い説明書
装具の最終調整は、天井を見て、目線が5度前後やや下がる位置が理想です。
但し、治療により異なる場合があります。
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正看護師さんを募集されてます!
正看護師募集!「京都脊椎脊髄外科・眼科病院」
一緒に働きませんか。理念「慈心妙手」、患者さんを思いやる心とスーパードクターズで紹介された高い医療技術で「患者さまとともに最高の笑顔と喜びを分かち合える」医療を目指します。スタッフのチームワークを大切にし、残業もほぼなく体の負担も少なく働きやすい職場でライフワークバランスを上手にやっていけます。
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