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5/100 ~現代舞妓物語全ての100分の5 ~(1) - 舞妓倶楽部
京都には全部で5つの花街がある。五花街(ごかがい)と呼ばれている。 上七軒、祇園甲部、祇園東、先斗町、および宮川町の5つである。
Updated Date : 2017-08-04 16:34:58
Author ✎ maikoclub
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5/100 ~現代舞妓物語の全ての100分の5 くらい~
「お茶屋」さんの図
京都には全部で5つの花街がある。五花街(ごかがい)と呼ばれている。 上七軒、祇園甲部、祇園東、先斗町、および宮川町の5つである。 その中でも上七軒は、最も歴史が古く由緒正しいと言われる花街だ。 いったい、このお茶屋の門をくぐった先にはどんな世界が待ち受けているのだろうか?
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女将さん登場。 良枝お母さん。 もちろん元・舞妓はんである。 そのみち何十年の超ベテラン。京の花街の過去を知り、現在進行形で語ることのできる貴重な人物である。
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舞妓はんが登場! 舞妓になるには、中学の途中、もしくは高校に入学するあたりから「仕込み」という半年 ~1年くらいの見習い期間を経て、厳しい修行を積む。 晴れて舞妓として認められると、このようにお座敷にあがり、お披露目となるそうだ。
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まず、一舞を披露してくれた。 「舞妓」というくらいだから、基本的な仕事は「踊ること」だ。 ちなみに、私の祖母は、日本舞踊の流派を持つ先生だったこともあり、この手の踊りは小さい頃から頻繁にみてきた。 しかし、京都で見る踊りは、ひと味違う。 歴史が裏支えしてきた格式を感じるのは気のせいではないはず。
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出てきたお料理も、記録しておこうと思う。 撮り忘れた写真もあるのでご容赦を。 二品目にでてきたお造り。 たまり醤油につけていただく上品な感じのあしらい。
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はものおすいもの。 添えた山菜や、かぼすが京の割烹料理らしく丁寧な感じ。 お味も、とっても上品。
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いくつか出てきたのをすっとばして(撮り忘れた)、メインディッシュの鴨。 角煮風のあじつけでからしを絡ませていただく。 濃厚な鴨の脂が口の中にじわっと広がる。うまし。
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これまたいくつか飛ばしたような気がするが、お食事にはさばの巻き寿司。 昆布で巻いているところが、素敵。 さばもとても良いものを使っていて、特有の香りとともにほどよく酢で締めた鯖のうまみがたまらん。
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お椀。まあ、味噌汁だ。 複雑な味がしたので、家庭味噌汁とはひと味違うおだしを取っているのではないかと推測。 ちなみにお茶屋さんは、基本的に「場」でしかない。 料理は内製ではなく、ご近所の料理屋さんと提携して運ばれてくる。 原田は好奇心旺盛ゆえ、たびたび表に出て街の風景を眺めていたのだが、ちょうど料理を運んでくるところを目撃した。 全部木簡というのだろうか、木製の取ってつきの入れ物にいれて目立たぬよう速やかにお 茶屋に運び入れ、また次の料理を取りにお店に戻っていった。(漫画とかに出てくるラーメン屋が出前のときにつかう入れ物のウッドバージョンをイメージしてもらえば正解。) 街全体で、一つのビジネスを回しているわけだ。 聞くところによると、「この界隈で知らない人はいない」そうだ。 なんとも閉鎖的で保守的な世界なわけだが、それゆえ強い結束力で、「あうん」の呼吸の仕事をしておられるのだろうなと推測。 こういう世界や、価値観は嫌いじゃない。
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カラオケルームにて。 お茶屋というと、畳を敷いたいわゆる「お座敷」をイメージするかもしれないが、夜の社交場として近代化が進んでいる。 このお茶屋さんには、カラオケルームもあるし、隣にはバーも併設している。 ちなみにこの日は総勢5名の舞妓さんに接待していただいた。 京都全体で100名前後しかいない舞妓はん。 どこのお茶屋さんでも日夜舞妓の奪い合い合戦のような様相だというから、一晩で5人も舞妓はんを独占させて頂いたのはものすごい待遇だよなぁと後になって思った。
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同行した和佐大輔の兄・薫氏。 高知生まれだから、「魚の骨抜きの達人」ということで鮎の骨抜きをお願いしたんだけど、なんと頭から引きちぎれるという切ない結果に。 弘法も筆の誤り、というが骨抜きの達人も骨抜きだね。(謎)
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みんながご飯を食べている間、僕は女将さんと若女将さんと共に2階の座敷を見学させてもらうことに。 いかにも「これぞお座敷」といった感じの由緒正しきたたずまい。 そうそう、これが映画や漫画でよくみる「舞妓はん」の世界だよね。 これから、舞妓さんによる「踊り」をこの舞台で再現してもらうことに。 原田はというと、ワクワク探検隊なので普段は「絶対に見られない」裏舞台をこのあと階間見てしまうのであった!
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