源氏物語ゆかりの地(No.25 )~帚木(ははきぎ) 『園原の里』
帚木(ははきぎ)は南信州・園原の里にあるヒノキの名木のこと。箒(ほうき)の形をした巨木で遠くからは良く見えるが、近づくとどこにあるか分らない「不思議な木」とされ「人の心のうつろいや迷い」の例えに使われる。源氏物語第2帖「帚木」の巻の中に光源氏が空蝉に贈った歌と返歌に「園原」と「帚木」が歌われている。
Updated Date : 2024-10-27 21:19:26
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現在の帚木(はゝき木)
伝説によれは、園原の炭焼の元へ神のお告げで嫁いで来た京の在原の息女・客女姫が夕方の空を眺めて母を恋しく思っていると、母の手招く姿が見えたので思わず駆け寄ろうとしたら「帚木」が風に揺れていたのだった。それから「母木木(ははきぎ)」と呼ばれるようになったという。
また有りし日のはゝき木も明治時代に片側の幹が折れ、残りの幹も昭和33年の台風で倒れて、今は根元近くの幹のみが残っている。
<写真は東山道・園原ビジターセンターの「はゝき木館(ははきぎかん)」より>
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在りし日のはゝき木
この帚木も明治時代に片側の幹が折れ、残りの幹も昭和33年の台風で倒れて、今は根元近くの幹のみが残っている。
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