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「源氏物語」ゆかりの寺(No15 )~夕顔 ~ 『遍照寺』
当寺は平安中期の989年に宇多天皇の孫・寛朝僧正(かんちょうそうじょう)が広沢の池畔の山荘を改め寺院にしたものである。一帯は古くから観月の名所として著名。以下は源氏物語の作者・紫式部にまつわるエピソード・・『紫式部が20歳のころ。村上天皇の子・具平親王が大顔という雑仕係の女性を伴い、お忍びで(本文へ
Updated Date : 2024-04-24 20:08:47
Author ✎ 京都再発見
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遍照寺へ出向いた。ところが、月見の最中に大顔が物の怪に取り憑かれ急死するという事件が発生』。この事件をもとに構想されたのが、源氏物語第4帖「夕顔」という。
遍照寺の山門
「源氏物語」の恋の舞台のほかに「徒然草」(162段)には当寺にまつわる哀れなエピソードもある。 要約すれば遍照寺の法師が、飼いならしていた池の鳥をおびき寄せて、とらえて食べようとしたが村人に発見され検非違使庁へ突き出されたというもの。
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広沢池
古くから月見の名所として有名である。
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遍照寺の本堂
不動明王座像及び十一面観世音は国の重文で仏師定朝の父・康尚の作と言われる。不動明王は寛朝僧正が平将門の乱を平定のために奉じられた成田不動尊と一木二体の尊像。寛朝僧正は法力に優れていたという。
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遍照寺
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